どうも、府中の岡です。
今回は店舗系のビジネスで使えるノウハウです。
といっても、流す曲を変えるだけです。
どんなお店も、無音ということは少ないですよね。
なにかしらの音楽が流れていると思います。
お店の方のお気に入りの曲、有線の曲、会社の指定の曲、
地域のスターの曲、ラジオをかけている場合もありますよね。
流すBGM を変えただけで、売り場も変えていないし、
売り物も変えていない、店員も変わっていない。
サービスも、接客も変わっていない。
BGM以外何も変わっていないのに、
売上が138%に上がったといいます。
テンポが速い曲なら、滞在時間が短くなり、お客さんの回転がよくなる。
テンポがゆっくりとした曲なら、滞在時間が伸びる。
1980年代とやや古いものになりますが、
アメリカのウエスタンケンタッキー大学で
マーケティングを専門とするロナルド・E・ミリマン教授が書いた論文に
結果が出ています。
この結果を見て、BGMをどう使うか?
回転数の速さが売上に直結するお店は、テンポの速い曲を流すのがいい
吉野家、すき家、ラーメン屋など、お一人様向けの客単価の低いお客さんの場合は、
どんどん入れ替わってもらい、客数を稼ぎたいですよね。
言い方は悪いですが、そうしたビジネスの場合は、
食べたらすぐに捌けてもらいたいというのが本音ですよね。
滞在時間が長いほど売上に影響がある場合は、ゆっくりなテンポのBGMにする。
小売店など、お店にいる時間が長いほどあれも、これも買ってくれるという場合、
できるだけ、お客さんにはお店に長くいてもらいたいですよね。
居酒屋などの場合は、食事量は増えないかもしれませんが、
ソフトドリンクや、特にアルコールの消費量は増えますので、テンポがゆっくりのBGMのほうがいいですね。
売りたい商品に合わせてBGMを選ぼう
また、イギリスの研究では、原産地のわかりやすいワインショップの場合、
フランスの音楽とドイツの音楽を1日おきに流したところ、
フランスの音楽を流した日には、フランスワインが、
ドイツの音楽を流した日にはドイツワインが他方の数倍も売れたといいます。
あなたのお店でも、お客さんが心地よく感じるBGM、売りたい商品に合うBGMを試してみてください。