雪見だいふくを年間100億円売る 人間の心理を巧みに利用したシンプルな仕掛け
どうも、府中の岡です。
今回は、年間100億円売れる雪見だいふくがどうやって、
生き残り続けているのかマーケティング視点で見てみたいと思います。
言われてみれば、なんだそんなこと?と思うかもしれませんが、
それをご自身のビジネスでできているか?と言われると、
意外とできていないんじゃないかと思います。
雪見だいふくは昔からあるアイス
雪見だいふくといえば、私が小さな頃からある、誰もが知るアイスですよね。
ご覧のあなたが小さなころから、きっとあったんじゃないかと思います。
どんな商品も、売れなくなれば、入れ替わっていきます。
昔からあるアイスで、今も続くアイスと言われて、パっと思いつくのは
ガリガリ君、雪見だいふく、ジャイアントコーン、あずきバー
確か小学生のときに出た記憶があるアイスボックスくらいでしょうか。
雪見だいふくはずっと続いて、年間100億売れる
廃番になって、消えていく商品が多い中、ずっと売れ続けて、
しかも、年間100億くらい売れている。
ロングセラーになる理由は何でしょうか。
そこには、やはり秘密があります。
その秘密があるからこそ、ずっと続いて、売れ続けているわけですね。
人が逆らえない心理トリガーを巧妙に、巧みに使っています。
我々にわからないように使っています。
というよりも、あまりにも生活に溶け込んでしまって、
使われていることすら意識しないレベルかもしれません。
この心理トリガーをつかうことで、
1つの商品を長く売ることもできますし、短期的に商品を売ることもできます
また、売れなくなった商品をもう一度売ることもできるようになります。
年間100億売れる雪見だいふくが使う心理トリガーとは?
「NEW」
は?なにが?どういうこと?それだけ?という声が聞こえてきそうですね。
雪見だいふくを研究してほしいのですが、
雪見だいふくは季節限定の味が定期的に出ます。
そして季節限定の雪見だいふくには必ず「NEW」とつけています。
「NEW」◯◯味 のように、
季節限定の商品には「NEW」をつけて、「新しいもの」であることをアピールしています。
新しい商品に「NEW」をつけると効果的な理由
では、なぜ新しい商品に「NEW」とつけると効果的なんでしょうか。
効果的な理由は、人はそもそも新しいものが大好きだから。
人間は「NEW」「新商品」と言われると、見逃せなくなります。
ついつい目で追ってしまいます。
とはいえ、通常のバニラ味の雪見だいふくはずっと売ってますので、
バニラ味の雪見だいふくに「NEW」とつけるのは、なかなか難しいですよね。
同じ雪見だいふくに、「NEW」「NEW」「NEW」と言われたって、
結局雪見だいふくは雪見だいふくでしょ?
って言われてしまいます。
そこで、雪見だいふくの場合は、新しい味を売る際に「NEW」とつけているわけです。
セブンイレブンの場合は新しくなって新登場だと、小さくなって新登場だったりしますけどね笑
この「NEW」を我々はどう使えばいいのか?
「NEW」の使い方の例
- パッケージの内容を変える
- 名称を変える
- 物販、食べ物なら、季節限定の味、
例えば、何かをセットで売る場合、セットの内容を組み替えることで、
新しく見せることはできますよね。
また、リニューアルと称して、中身を変えずに名前を変えて、
新しく見せることもできます。
また雪見だいふくのようにロングセラー商品なら、
季節限定の商品に「NEW」とつけることで、
新しく見せることができます。
大手の飲食店は必ずこの「NEW」のやり方を取り入れている。
注意深く見てみると、いろんな飲食店が実は、この「NEW」をやっています。
特に、大手の飲食店は、季節限定の新商品を必ず出しています。
細かいところだと季節限定の商品が途切れないようにやっています。
デニーズなども必ず新商品をやっていますよね。
「なんだ、そんなこと?」
当たり前でしょ?と言われそうですが、
ご自身のビジネスで、この「NEW」
使えてますか?
意図的に使っていますでしょうか?
知識としてはもっていても実際にそれを使えているかは
かなり怪しい場合が多いんじゃないかと思います。
この「NEW」が先で変えるのが後。
「NEW」というために何を変えるか?
雪見だいふくを「NEW」というためには?
→新しい味を出して、「NEW」をつける。
色々売り方を考えて、今回は「NEW」で売っていこう、
ではなく、
「NEW」で売るために既存の商品をどうするか?
「NEW」に見えるようにはどうすればいいのか?
ぜひあなたの商品で考えてみてください。