Googleの口コミを書いてもらう方法|50店舗で実証済みの鉄板テンプレート
「お客様に口コミをお願いしても、なかなか書いてもらえない」——そんな相談を、多くの経営者の方からいただきます。実は、口コミを書いてもらう方法には、ちょっとしたコツがあります。今回は、カフェや飲食店から音楽教室、士業まで、これまで50店舗以上で実証されてきた「口コミが集まる鉄板テンプレート」の作り方を、実際の例を交えてご紹介します。
この記事でわかること
- 口コミが集まらない本当の理由
- 50店舗以上で実証された鉄板テンプレートの構造
- 実際の依頼文の作り方(音楽教室の実例つき)
- 業種を問わず応用できる考え方
- 依頼するときに気をつけたいルール
なぜ「口コミを書いてください」だけでは書いてもらえないのか
口コミを集めることに取り組む経営者の多くが、まず最初にぶつかる壁があります。それは「お願いしても、思ったほど書いてもらえない」という壁です。原因は、たいていお願いの仕方にあります。
よくある口コミ依頼の失敗パターン
いちばん多いのが、「お店の宣伝のために口コミにご協力ください」という頼み方です。丁寧にお願いしているつもりでも、この言い方では、なかなか書いてもらえません。
お客様の立場で考えると分かる理由
お客様の立場に立ってみると、理由がはっきりします。「宣伝に協力してください」と言われると、お客様は無意識のうちに「お店の売上に協力させられている」という感覚になります。よほど義理堅い方でない限り、そのために時間を使ってわざわざ文章を書こう、とはなりにくいのです。
口コミを書いてもらうために必要なのは、「お願いのうまさ」ではなく「お願いの中身」を変えることです。次の章で、実際にどう変えればいいのかを見ていきましょう。
口コミが集まる「鉄板テンプレート」の4つのステップ
これまでさまざまな業種・地域のお客様に導入してきた中で見えてきたのが、次の4ステップで構成する依頼文です。この順番通りに伝えるだけで、口コミを書いてくれる方が一定数、必ず出てきます。
感謝を伝える
まず「いつもご利用いただき、ありがとうございます」と、既存のお客様への感謝から始めます。初対面や見込み客ではなく、すでに関係のできているお客様に向けた文章であることが大切です。
お願いを一つに絞る
「今日、どうしてもお願いしたいことが1つあります」と切り出し、「Googleの口コミに書いてもらうこと」だとはっきり伝えます。あれもこれもお願いせず、用件を一つに絞ることで、相手にも意図が伝わりやすくなります。
理念・想いを語る
ここがテンプレートの核心です。「なぜ口コミを書いてほしいのか」の理由として、自分がこの仕事を通じて何を大切にしているのか、どんな想いでお客様と向き合っているのかを言葉にします。売上のためではなく、想いを広げるための協力だと伝えるのがポイントです。
協力をお願いする
最後に「一緒に、この想いを広げていくことに協力していただけないでしょうか」という形で締めくくります。「書いてください」という指示ではなく、「一緒にやりませんか」という誘いにするのが、このテンプレートの肝です。
実際のテンプレート例:ある音楽教室のケース
このテンプレートが、実際にどう使われているのか。音楽教室を営む経営者の例で見てみましょう。
この教室の経営者は、既存のお客様に向けて、まず日頃の利用への感謝を伝えたあとに「今日はどうしてもお願いしたいことがある」と切り出し、Googleの口コミへの協力をお願いしたいと用件を伝えます。
続けて、自分が音楽を教えている理由を語ります。「音楽は、歌やダンス、演奏が上手になるためだけのものではなく、人の痛みを感じ取る心を育てるものだと考えている。誰もが人の気持ちを考えずに傷つけ合えてしまう時代だからこそ、音楽を通じて子供たちの感情を育てたい」という想いです。
そのうえで、「そうした想いを一人でも多くの人に知ってもらうために、口コミという形で協力してもらえないか」とお願いする、という流れになっています。
この考え方をもとにしたテンプレートは、50店舗を超える事業者で活用されてきました。地域も北は小樽から南は石垣島まで、業種もカフェ、イタリアン、うどん店、コーヒー専門店、行政書士事務所、グループホーム、音楽教室、バレエ教室、内装業、不動産業、ガーデニング業と、実に幅広い業種で使われています。
業種を問わず使える理由
宣伝ではなく「共感」をお願いする
このテンプレートが業種を問わず機能する理由は、「お店の宣伝」ではなく「理念への共感」をお願いする形になっているからです。飲食店であれば「食を通じて何を届けたいのか」、士業であれば「なぜこの仕事を選び、何を大切にしているのか」など、業種ごとに語る中身は変わりますが、構造は同じです。
反応率の目安
依頼したお客様100人のうち、5人〜10人程度が実際に口コミを書いてくださる、というケースが多く見られます。業種やお客様との関係性によって差はありますが、このテンプレートを使うと、反応がまったくのゼロになることはほとんどありません。
注意点:口コミ依頼で気をつけたいルール
口コミをお願いするときは、いくつか気をつけたいルールがあります。良かれと思ってやったことが、規約違反や法律違反にならないよう、以下のポイントは押さえておきましょう。
口コミの内容(星の数や具体的な文言)を指定・強制しない
割引や特典と引き換えに「高評価をつけること」を条件にしない
実体験に基づかない口コミを書かせない(あくまで実際に利用したお客様への依頼にとどめる)
くわしいルールは、Google公式のヘルプページや消費者庁の資料でも確認できます。気になる方は、あわせてご覧ください。
今日からできる、口コミテンプレート作成の3ステップ
自社の理念・想いを言葉にする
なぜこの仕事を始めたのか、お客様にどうなってほしいのか。まずは自分の言葉で書き出してみましょう。
4ステップの型に当てはめる
「感謝→お願い→理念→協力」の順番に、書き出した想いを当てはめて文章にします。
依頼するタイミングを決める
施術直後、来店直後、契約後など、お客様の満足度が高いタイミングで伝えると、より反応が得やすくなります。
まとめ
- 「宣伝への協力」ではなく「理念への共感」をお願いする
- 感謝→お願い→理念→協力、の4ステップで伝える
- 業種を問わず応用でき、反応がゼロになることはほとんどない
- 依頼の際は消費者庁・Googleのルールを必ず守る
- まずは自社の理念を言葉にすることから始めてみる






