
【シルバー人材採用の新戦略】ポスティング会社が広告費ゼロで実現!30名→50名へ増やしたコミュニティ採用術
ポスティング会社の経営者の皆様、人手不足でお困りではありませんか?
特に、配布スタッフの確保は常に頭を悩ませる課題ですよね。
「求人広告を出してもなかなか応募が来ない…」
「採用コストはできるだけ抑えたい…」
そんなお悩みを抱える経営者のあなたに、今回は採用広告費をかけずに、約30名から50名へとスタッフを増やした驚きの採用術をご紹介します。
これは、ポスティング会社で実際に効果があった方法です。
なぜポスティング会社は常に人手不足なのか?
少し背景をお話させてください。ポスティングの仕事は、想像以上に人手が必要です。一般的なペースで一人あたり1時間に配布できるのは100〜200枚。広範囲をカバーしようとすると、あっという間に人手が足りなくなってしまいます。
その会社では、市内全域を3日間でカバーするために、常時150名ほどのスタッフが必要でした。しかし、常にその人数を維持するのは決して簡単なことではありません。
立ち上げ当初は30名ほどのスタッフでスタートしましたが、「もっと増やさなければ!」という状況で、限られた予算の中で編み出したのが、この「コミュニティ型採用術」なのです。
ターゲットはシルバー人材!その理由は?
ポスティング業界では、シルバー人材が多く活躍されています。体力的な心配をされる方もいるかもしれませんが、実際には、地域に詳しく、真面目に取り組んでくださる方が多い印象です。
そして、シルバー人材の採用には、他の世代にはない「鉄板の採用方法」が存在します。それが、今回のテーマである「コミュニティを作る」という考え方です。
シルバー人材は「仕事」よりも「繋がり」を求めている?
想像してみてください。Aさんが、ポスティングの仕事に興味を持って入社しました。すると、同じように働くBさん、Cさんと顔見知りになります。
最初は仕事目的だったAさんも、BさんやCさんとの何気ない会話や交流が楽しくなり、「この仲間がいるから仕事を続けたい」と感じるようになるのです。
あるおばあちゃんが大正琴に熱中し、友達をどんどん誘っていたのがヒントになったといいます。最初は楽器目的で集まった人たちが、いつの間にか「みんなで集まる場所が楽しいから大正琴を弾く」というように、目的が変化していったのです。
会社に「集まる理由」を作る
大正琴の事例から、会社に意図的にシルバー人材が集まりたくなるような仕組みを作りました。
具体的に何をしたかというと…
- チラシの個別配布をやめ、会社に集まってもらうように変更: これまではスタッフの自宅にチラシを届けていましたが、会社に取りに来てもらうようにしました。
- 会社に「井戸端会議」スペースを設置: 集まったスタッフがお茶を飲みながら気軽に話せる空間を作りました。「最近どう?」「体調は大丈夫?」といった日常会話が自然と生まれるように。
- 積極的に話しかけ、関係性を構築: 年齢や趣味の話など、仕事以外の会話も大切にしました。
- 「人手不足だから、もしお友達で興味のある方がいたら…」とさりげなくお願い: 強引な勧誘ではなく、困っている状況を伝えることで、自然な紹介を促しました。
すると、どうなったでしょうか?
なんと、その日の夜には「明日、友達を連れて行くよ!」といった電話が次々と入るようになったのです。
「楽しいコミュニティ」が最高の採用戦略
シルバー人材にとって、仕事内容や給与以上に「仲間との繋がり」や「居心地の良さ」が、働くモチベーションになることが多いです。
会社が単なる「働く場所」ではなく、「楽しいコミュニティ」となることで、スタッフは自ら友人や知人を誘ってくれるようになります。
この「コミュニティの輪」が広がっていくことこそ、採用費をかけずに人材を増やしていくための最強の戦略なのです。
まとめ
今回の「コミュニティ型採用術」は、一部の業界に限らず、人材が戦力となるような業態であれば、ぜひ試していただきたい方法です。
- ターゲットを明確にする(今回はシルバー人材)。
- 仕事以外の「繋がり」を重視したコミュニティを作る。
- 既存スタッフが 新しい仲間を 自然に誘いやすい雰囲気を作る。
この3つのポイントを意識することで、あなたの会社でも、採用費を抑えながら、活気ある組織を作ることができるはずです。
ぜひ、今日からできることを小さなことから始めてみませんか?