新規広告費0円で会員15名増加!インドアゴルフに学ぶ「呼び戻しDM」の作り方

新規広告費0円で実現した会員増加事例

新規広告費0円で会員15名増加!インドアゴルフに学ぶ「呼び戻しDM」の作り方

「体験に来てくれたお客様が入会しなかった…」——多くの店舗・スクールが抱えるこの悩みに対して、呼び戻しDMという手法が驚くほどの成果を出した事例があります。あるインドアゴルフスクールでは、過去に体験に来店したのに入会しなかった見込み客250人へダイレクトメールを送っただけで、新規の広告出稿費を一切かけずに1週間で会員を15名増やしました。本記事では、その具体的な仕組みと、自社でもすぐに実践できる手順を解説します。

この記事でわかること

  • 体験に来たのに入会しなかった人をなぜフォローすべきなのか
  • 新規広告費0円で会員15名増を実現した「ブーメランDM」の中身
  • ブーメランDMが結果を出した2つの理由
  • 自社で今日から始められる呼び戻し施策の4ステップ
  • 呼び戻し施策を行ううえでの注意点

なぜ「体験に来たのに入会しなかった人」を放置してはいけないのか

体験・相談・見学に来てくれたけれど、その場では入会・購入に至らなかった人。多くの会社やお店では、この人たちへのフォローがほとんど行われていません。体験に来店するという行動自体、すでに一定の関心を持っている証拠であり、いわば「見込み客リスト」そのものです。しかし現場では、体験当日に入会しなかった時点で「縁がなかった」と判断し、そのまま連絡を絶ってしまうケースが非常に多く見られます。

今回取り上げるインドアゴルフスクールも同じ状況でした。体験に来店した人のうち、入会に至る人と至らない人の比率はおよそ50対50。日が経つにつれて「体験はしたが入会しなかった人」のリストはどんどん積み上がっていきました。支援を始めた時点で、その数はすでに約250人にまで膨らんでいたそうです。

ポイント:体験・相談・見学に来た人は「関心の高い見込み客」です。新規集客に広告費をかける前に、まずはこの層へのフォローができているかを見直すことが重要です。

インドアゴルフスクールが実践した「呼び戻し」施策とは

体験に来たのに入会しなかった250人のリスト

このスクールに対して行った提案はシンプルでした。「体験に来てくれたけれど入会しなかった約250人に、もう一度アプローチしてみませんか」というものです。新しい広告を出すのではなく、すでに接点のある人たちに向けて動いたという点が最大の特徴です。

送ったのは「ブーメランDM」という特別な手紙

この呼び戻しで使われたのが、「ブーメラン」と名付けたダイレクトメール、通称ブーメランDMです。過去に体験入会をしてくれた250人へ向けて、「あの、戻ってきてくれませんか」というメッセージを込めた手紙を送りました。単なる案内状ではなく、相手に「もう一度検討してほしい」という想いをしっかり伝える内容にしたことがポイントです。

ブーメランDMが結果を出した2つの理由

なぜ「ブーメラン」という名前を使ったのか。そこには明確な理由が2つあります。

理由1:重要な案内だと気づいてもらい、興味を引くため

DMは、開封されなければ意味がありません。「ブーメラン」という印象的な言葉を使うことで、「何だろう?」と目に留めてもらい、封を開けてもらうきっかけを作りました。

理由2:「戻ってきてほしい」という想いを伝えるため

もう1つの理由は、言葉そのものに込めた意味です。入会しなかったあなたに、ブーメランのようにもう一度戻ってきてほしい——その気持ちをストレートに表現するために「ブーメラン」という言葉を選びました。名前ひとつにも「なぜ戻ってきてほしいのか」というメッセージ性を持たせることで、単なる販促物ではなく、相手への想いが伝わる手紙になっています。

250通のDMで15名の再来店を生んだ具体的な中身

特典の作り方

ブーメランDMには、「体験に来てくれたけれど入会しなかったのには何か理由があるはず」という前提のもと、もう一度検討してもらうための特典を用意しました。具体的には、レッスン会費1ヶ月無料や、関連グッズのプレゼントなどです。「今戻ってきてくれたら、こんな特典があります。もう一度体験に来て、入会を検討していただけませんか」という流れで丁寧に案内しました。

反応率6%という数字の意味

250通のDMを送付した結果、15名が再来店しました。反応率にすると約6%です。一般的な新規集客の広告と比較しても、決して低い数字ではありません。しかも新規の広告出稿費は一切かけていない、すでにある見込み客リストへのアプローチのみで得られた成果である点が重要です。

DMの実費について:「広告費ゼロ」といっても、DM自体の印刷代・封筒代・郵送料(切手代)は実費としてかかります(数万円程度)。ただし、この費用はWeb広告やチラシのポスティングといった「新規集客のための広告出稿費」とは別物です。すでに関係のある見込み客への発送であるぶん、新規広告に比べてはるかに低コストで、かつ反応率も高くなりやすいという点が、この施策のメリットです。

なぜここまで結果が出やすいのか

体験・相談・見学に来た人へのフォローをしている会社・お店は、実はごく一部です。競合のほとんどが手をつけていない領域だからこそ、少し働きかけるだけで結果につながりやすいのです。

あなたのビジネスでも今すぐできる「呼び戻し」の始め方

この事例は、インドアゴルフに限った話ではありません。体験・相談・見学・資料請求など、何らかの形で「検討したけれど成約しなかった人」がいるビジネスであれば、同じ考え方をそのまま応用できます。

1
「検討したけれど成約しなかった人」のリストを洗い出す
体験・相談・見学・資料請求など、過去に接点のあった人の連絡先を集約します。
2
「戻ってきてほしい」という想いが伝わる企画名・切り口を考える
今回の「ブーメラン」のように、開封したくなる言葉・企画名を用意します。
3
戻ってくるための具体的な特典を用意する
期間限定の割引、無料体験、プレゼントなど、もう一度動いてもらうための後押しを設計します。
4
DM・ハガキ・手紙で送付する
メールよりも開封率・印象に残りやすい紙のDMやハガキで届けるのがポイントです。

呼び戻し施策を行う際の注意点

1
売り込み色を出しすぎない
「戻ってきてほしい」という想いを軸に、押しつけがましくならない文面を心がけます。
2
連絡先リストの管理・利用方法を確認する
個人情報の取り扱いについて、取得時の同意範囲や利用目的を必ず確認したうえで実施します。
3
1回で終わらせず、効果を検証する
反応率や再来店数を記録し、次回の文面や特典の改善につなげることが大切です。

既存顧客・見込み客への継続的なアプローチは、中小企業庁が公開している中小企業向けの経営支援情報でもたびたび取り上げられているテーマです。

まとめ

  • 体験・相談・見学に来たが成約しなかった人は、貴重な見込み客リスト
  • 「戻ってきてほしい」という想いを込めたブーメランDMで250通中15名が再来店
  • 新規の広告出稿費をかけずに実現できるのは、フォローしている会社が少ないから(DM自体の印刷・郵送実費は別途必要)
  • リスト洗い出し→企画名決め→特典設計→送付の4ステップで自社にも応用可能
  • 個人情報の取り扱いに配慮しながら、まずは1つの施策から試してみる

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