先日行われた五島長崎国際トライアスロンを振り返ってみようと思います。
リザルト
総合145位 12時間24分7秒
スイム1時間4分57秒 33位
バイク 6時間9分6秒 57位 通過41位
ラン 5時間10分4秒 371位
うーん明らかにランに問題がありそうですね。
目標としては12時間を切れたらいいなあなんて思っていましたが、
難しかったですね。
途中のバイクまでは良かった。
なんて言っても、
結局ランに余力を残せない時点で
マネジメントの失敗と言っていいと思います。
目標は12時間でした。
内訳はスイム1時間4-5分
バイク6時間(7時間4-5分)
ラン4時間半(11時間34-35分)
あわよくば年代別の10位以内!?
しかし前日ランコースを自転車で走ってみて、
思いの外ランコースにアップダウンがあったので、
4時間半は無理だな。と判断しました。
ですので、
ランで5時間かかったとして、
12時間5分くらいでゴールできたらいいなと考えていました。
多めに見積もったつもりでいましたが、
そううまく計算通りにはいきませんでしたね。
スイム
スタート前
バイクを一通りセットし、
スタート前は一緒に来ていたチームの先輩方と、ストレッチをしつつ、
リラックスしてお話しながら、
PowerBarのエナジャイザー1本(チョコ201キロカロリー)をスタート1時間前の6時に1本、
試泳の10分前くらい、6時20分くらいに
パワージェルのハイドロのコーラ味(カフェインが入っている方102キロカロリー)を1本摂って、
1リットルあまり水の入ったペットボトルを持ってスタート地点に向かいました。
試泳が始まるときにスタート脇にペットボトルをおいて海に入ったのですが、
結局試泳が終わっても水に入ったままだったので、
一度海から上がって、水を飲んでもよかったなとスタート前に思いました。
試泳の終わる6時50分から場所を取っていたので、
いいポジションというか、
あまり周りに気を使わずにスタートの位置を取れたのは
よかったですが。
目標と結果
スイム 宮古島での反省点として、
途中一人旅になってしまったことがありました。
また、前半そこまで飛ばしたつもりもなかったのですが、
やはり後半スピードがガクッと下がってきましたので、
前半なるべく飛ばさずに、できるだけ温存して、
後半も一定のペースで行けるようとにかく楽に泳ぐことを目標にしていました。

宮古島の3キロの記録が、50分2秒でしたので、
残りの800mを宮古島の最後の500Mの8分3秒ペースで行っても、
まあ1時間4-5分でいけるかなという計算でした。
今回の五島は1時間4分57秒ですので、
概ね計算通りですね。
スイムで上がってから、ガーミンを確認して、
予定通り1時間4分57秒だったので、
非常に気持ちが良かったです。
ガーミンの記録だとなぜか3147Mと650Mくらい足りない気がしますが、
水中の記録はあてにならないんでしょうか。
500Mのペースで見ると、宮古島よりだいぶ遅い気がします。
ちょっと多めに泳いでしまったかな
欲を言うと、今回1周目か2周目かよく覚えていませんが、
コースを外れてしまった部分があるので、
次回はこれにきをつければ、更にタイムが短縮できるのかなと思っています。
1周目の最後の直線は船の横に来てしまってずいぶん左側を泳いだことを覚えています。
下の図の最初の直線のあとの余計な三角形の二辺の部分は短縮できそうですね。
宮古島と比べると、そこまで潮の流れが強かった気はしませんでしたが、
最後の直線はけっこう右側から潮が来て、
左に流された気がします。
集団で泳ぐとかなり楽
今回、ほとんど一人旅にならず、
固まって泳げたので、その点はすごく楽に泳げたかなと思っています。
ナンバーはまったくわかりませんが、
一緒に泳いでくださった方どうもありがとうございました。
ウエットスーツは小さめがいいかも
トライアスロンを本格的に始めて初めて出た木更津トライアスロンや、
ITUトライアスロンワールドカップ宮崎大会、
そして宮古島で使ったウエットスーツは、175-185センチ用のLLだったのですが、
今回はLLがなかったので、165-175センチ用のLのウエットスーツを着用しました。
初めて着たときは窮屈に感じましたし、
首がこすれるんじゃないかと、
やや不安でしたが、
実際に泳いでみると、しっかりフィットしてLのほうが泳ぎやすかったですね。
これは発見でした。
身長的に2つのサイズのどちらもいける方は
小さい方がいいのかもしれません。
ゴーグルは失敗した
今回は宮古島で購入したROKAの透明なゴーグルをしていったのですが、
天気が良かったので1周が終わってから、帰ってくるときに、
水面が光って眩しくて見えなかったですね。
幸い近くに泳いでいる人がいたので
そこまで大きくコースアウトをしたりはしませんでしたが、
これは失敗でした。せっかく黒いゴーグルも持っていったので、
そっちにすればよかったなと思っています。
スイムからバイクのトランジション
宮古島ではバイクのビブショーツだけ身につけて、
その上にウエットスーツを着ていたのですが、
バイクジャージを上に着るだけとはいえ、
スイムで疲れた状態であれこれ身支度を整えるのは、
意外としんどい、というか面倒に感じることがわかっていましたので、
今回はなるべく身につけられるものは身につけることにしました。
上半身はバイクジャージ、
下半身はトライスーツ(トライパンツ?)、
バイクジャージの下にナンバーベルトにゼッケンを付けたものを
くるくる折りたたんでしまっていました。
バイクバッグからだしたヘルメットをかぶり、
グローブをはめ、サングラスをかけて、
トップチューブやDHバーのバッグに入り切らない補給食と、
スペアのチューブと、
前日にいじってやや不安だったサドルで、もし腰が痛くなった場合に備えて、
六角レンチを1本
それぞれ背中のポケットにいれてバイクのもとに走りましたが、
途中でレンチを落としてしまいました。
数秒の話なので、大した違いではありませんが、
進行方向にブレーキをかけて引き返すのは、
エネルギーのロス以外の何物でもないので、
次回はレンチを落とさないように、
輪ゴムか何かでしっかりチューブとくっつけるか、
そもそも直前にいじらないようにして、
レンチが必要ないようにするべきかなと思っています。
今回はここで靴下を履きましたが、
バイクは素足でもいいのかなと思います。
なんとなく靴ずれしそうで怖いので、
ロングなら今後も靴下は履く気がしますが、
バイクのシューズをくくりつけて、
飛び乗る練習はしておいたほうがいいなと思っています。
オリンピックディスタンスならなおさらやっておいたほうがいいですね。
バイク
拾った六角レンチの置き場所
トランジションで六角レンチを落としたので、
バイクに乗った後、拾った六角レンチをどこに置こうかと
最初の500Mくらいあれこれやっていました。
DHバーの間のバッグにはサイズ的には入りましたが、
どうにもおさまりが悪く、
結局トップチューブバッグに収めることができたので、
ようやく落ち着いて乗ることができました。
また、乗ってすぐにアミノバイタルゼリーを飲んだので、
それもあって、最初の500Mくらいは
落ち着かなかったですね。
やっぱりレンチをしっかり止めておくべきでした。
練習のときにはサドルバッグに携帯工具を入れていますが、
サドルをいじるときは長めの六角レンチのほうが使いやすいのもあって、
乗りながら置き場所を考えるのが、ややストレスだったかなと思います。
まあ一旦収まってしまえば、
その後は忘れてしまいましたが。
普段使っているサドルバッグがでかすぎるので、
そもそもレースだとつける気がしないというのが、
根本的な問題かもしれません。
小さなサドルバッグと交換するのもありですね。
五島のコースは気持ちがいい
五島のコースはアップダウンが頻繁にあって、
僕にとってはかなり都合のいいコースでした。
平地だとやっぱりTTバイクに負ける
ロードバイク(未だに10速!)にDHバースタイルなので、
どうしても平地だとTTバイクの人に負けちゃうんですよね。
まあ鍛え方が足りないだけなんですが、
空力的な部分はけっこう大きい気がします。
腰、背筋かなを鍛えて、
ハンドルを下げて、サドルを前に出しても
腰が痛くならない状態になれば、
だいぶ変わるのかもしれませんが、
現状、平地だとやはりTTバイクに分がある気がします。
後半で疲れていたというのもありますが、
実際、平地で更に向かい風が来ると、
かなり抜かれてしまって、悔しかったですね。
宮古島での課題はある程度克服できたかな
宮古島では、インナーを使いすぎてガンガン抜かれる感じだったので、
平地で重いギアで回すことができるようになるのが課題でした。
4月後半から5月、6月の前半まで、重いギアでチェーンをしっかり引っ張る走りを練習していましたが、
その点はある程度できたかなと思っています。
まあ4月14日の宮古島よりはましになったというレベルなので、
もっともっと鍛えたいですね。
登りや下りで追いつく展開
平地が課題でしたが、
登りや下りがあればたいていは追いつけるんですけどね。

特に下りは、普段の練習からトップチューブにまたがる
クラウチングでのダウンヒルを多用しているので、
かなりタイムを稼げました。
レース後にお寿司屋さん「ふくえ」(めっちゃ美味しかった。おすすめ。特に6月のこの時期しか取れないうにとハコフグがうまかった。現地についた金曜日、レース前日の土曜日、レース翌日の月曜日にと3回も行った笑)
でお会いした福岡のHさんによると、
クラウチングでのダウンヒルは今大会で2人いたそうです。
そのうちの一人が僕でした。
競技説明会でコースの一番西側で北上する部分は、
かなりブラインドカーブがあったりするので、
危険なので減速してください等のアナウンスがありました.
ですので、
どのくらいのものなのか気になっていましたが、
正直普段練習しているところのカーブのほうがきつかったです。
「減速」の看板を見ると、
クラウチングの心づもりをしながら、
早く下りが来ないかなあとワクワクしていました。
2周目はBタイプの選手がかなり真ん中を走っていたりして、
思うようなコース取りができませんでしたが、
やっぱりダウンヒルは楽しいですね。
ちなみに最高時速は69キロでした。
補給の失敗
今回の収穫としては、これが一番大きいかなという気がしますが、
補給を失敗しました。
一応20キロ毎に、固形のエネモチを一つとPowerBarのハイドロを1つ
取ることにしていました。
宮古島ではちょっと食べすぎたかなと思っていましたし、
お腹を下したのもあって、
固形はちょっと少なめにしておこうかなと、
今回は、エネモチ3つ(145×3=435キロカロリー)
Powerジェルのハイドロ6つ(結局5つしか飲まなかったので102×5=510キロカロリー)
パワージェルショッツ1袋(211キロカロリー)
ボトルにはマルトデキストリン210グラム(840キロカロリー)
合計1996キロカロリー、マルトデキストリンはちょっと溶け切らなかったので、
750キロカロリーくらいかも。それにしても1900キロカロリーくらいはもっていたので、
おそらく総カロリーは足りていたはずなんですが、
途中で食べられなくなったんです。
エネモチがある60キロまでは良かったんですが、
その後80キロあたりから、ハイドロを飲むのがしんどくなって、
まだ平気だからもう5キロくらいいってから補給しよう、
さっきとったばっかりだから110キロくらいいってからにしよう。
などとだんだんだんだん補給を先延ばしにしちゃったんですよね。
これがまずかった。
まあ味に飽きて食べる気がしなかったというのが、
正直なところなんですが、途中でハイドロもなくなって、
やや絶望を感じました。
最終的にショッツとマルトデキストリンだけになって、
結局は足りたんですが、トップチューブバッグや、
DHバーのバッグが空になるとかなり心配になりますね。
宮古島の後ルミナのフェイスブックページ経由でみた、
TKの補給に関する講義を聞いて、
ハイドロをメインにしてみたんですが、
やっぱり長年やってきて消化器官も鍛えられているTKと
始めて1年も経っていない僕とでは、
違って当然ですね。
次回はハイドロだけでなく、もう少し固形も増やしていこうと思います。
エナジャイザーがあと3-5本くらいかなあ。
たぶん飽きるんで甘くないのも持っていったほうがいいかもしれませんね。
この辺はトライ・アンド・エラーを繰り返すしかないかもしれません。
後半はかなりスピードが落ちてしまいましたが、
結局Bikeは57位、Bike終了時点で41位でした。
BikeからRunのトランジション
Bikeを預けて、トイレに寄ってから、ランに入りました。
今回は、2週間前に購入したクリフトン5で走りましたが、
トランジションで靴下で芝生のところを走り回った結果、
靴下に芝生が刺さっていたようです。
丁寧に確認してから走り始めたほうが良かったですね。
ロングの場合は、そこまで変わらないので、
靴下を変えるのありだと思いました。
疲れた状態なので、五本指靴下を履くのはかなり面倒だったので、
そのまま走ってしまったのでしたが。
Runはもう鍛えるしかない
10キロくらいまでは、芝のチクチクする痛みや、
それによって変な力が入ってしまって、
左足の小指がちょっと痛かったです。
10キロのところで靴を履き直して、
かなりいい感じになったのですが、
20キロくらいまでくると、
ピタッと足が止まってしまいました。
10分以上離していた先輩にも、
サクッと抜かれてしまいました。
まあランはしょうがないかなあというところですね。
宮古島のときのように、
歩くのはやめようと思い、
かなりタラタラになってしまいましたが、
歩かずに、なんとか走りつづけてゴールしました。
今後の課題
ランを鍛えるのは当然として、
バイクで向かい風の中でもグイグイ進めるようにパワーをつけること、
スイム、バイク、ラン共通ですが、
姿勢をしっかり安定させられるよう、
腹筋、背筋、体幹を鍛えること、
補給をしっかり研究し、実際に運動中に摂って練習すること
そんなところでしょうか。
参考になれば幸いです。